【家づくりコラム】キッチン選びのプロに聞いた ココが気になる!みんなのお悩み大公開!
2019.01.07 UP
キッチンは家事をする女性が、一番多くの時間を過ごす場所。家づくりでもとくに力が入るポイントです。それだけに、使い勝手の良し悪しやキッチン用品の収納などに、不満や悩みを抱えている方も多いはず。そこで今回は、キッチンメーカー各社のショールームでアンケートを実施!キッチン選びの現場で集めた実際のお悩みを教えていただきました。
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INDEX
①キッチンに対するお悩み、年代で違いはありますか?
②悩みを感じるのはキッチンのどこ?タイミングは?
③悩みを抱える人に「特徴」や「傾向」はありますか?
④愛されなくなったキッチン、その使われ方は?
⑤ユーザーの悩みは新しいキッチンに反映されている?
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<質問. 1:キッチンに対するお悩み、年代で違いはありますか?>
<答え.1>
20代の若いご家族の場合、お子さんのいたずらを心配する方が多いですね。チャイルドロックや子どもが簡単に開けられない引手、手あかやキズが目立たない素材なども気になるようです。デザイン性など見た目のイメージを重視するのも20代の方に多いですね。30代以上の方は見た目よりも収納面やお手入れのしやすさなど機能を重視される傾向にあります。40代以上で年代を重ねるほど腰痛や力不足などから、高い位置にある吊戸棚の使いにくさに悩みを感じているようです。そのほか、レンジフードやグリル内の掃除、シンク内の汚れとキズ、キッチンの臭いなどは、年代を問わず気になることとして挙がっています。
<質問. 2:悩みを感じるポイントとタイミングは?>
<答え.2>
食洗機を採用するかどうかで、水切りカゴのスペースをどうするか、希望するライフスタイルと照らし合わせて悩まれる方はいます。収納についても食品庫の有無や食器棚スペースによって、キッチン全体の収納力が変わってくるので悩ましいところです。夫婦ふたり暮らしと子どものいる家庭では食器の数も違いますし、親御さんとの同居で一緒にキッチンを使う場合、親御さんの使い勝手にも配慮する必要が出てきます。タイミングとしては家族が増えたとき、料理にこだわりだしたとき、キッチンを挟んで会話したいなど、家族構成やライフスタイルの変化がきっかけになっているようです。
<質問. 3:悩みを抱える人の「タイプ」と興味の範囲は?>
<答え.3>
日常的にキッチンに立つ方はお手入れのしやすさは気にされます。日頃からこまめに掃除をするキレイ好きの方ですね。家電の置き場所やゴミ箱のスペース、使いやすい高さで収納力を確保したいなど、実際の動き方に合っているかどうか、細部までこだわる方も少なくありません。流行の電化製品に対する関心も高く、正しい使用方法やお手入れグッズなどの質問を受けるケースもあります。リビングやダイニングを含めた空間のなかでどのように配置するか、インテリアとの調和などデザイン面を重視される方も多いですね。
<質問. 4:悩み多きキッチン...その使われ方は?>
<答え.4>
悩みや不満を抱いているものに対して、ワクワクした気持ちで接するのは難しいものです。とくにキッチンの場合、料理に対するモチベーションとともに「キレイに使いたい」という気持ちも薄らいでしまう傾向にあります。収納小物を組み合わせるなど色々工夫しながら使っている方もいますが、諦めの気持ちから片付けを半ば放棄している方も少なくありません。こうして掃除がおろそかになると、レンジやシンクなどの機器も汚れ、料理もしなくなり、残念ながらその寿命を縮めることになってしまいます。
<質問. 5:ユーザーのお悩みは新しいキッチンに反映されている?>
<答え.5>
キッチンに対する使う方の悩みや不満は、キッチンメーカーにとってはより良い商品をつくるための重要なヒントです。実際に収納やお手入れに対する不満から、お手入れしやすいシンクやレンジフード、出し入れしやすい引き出し収納など、メーカー各社が技術と英知を結集して優れた商品を開発しています。無駄なく動けて使いやすく、収納もたっぷり、節水や節電など省エネにも貢献できるなど、デザイン・性能ともに進化し続けています。