施工が簡単と言われている<シルクプラスター>、本当に素人でも施工ができるのか?
札幌市のとある建築屋さんの事務所改装にシルクプラスターをご採用。この度試験施工させていただきました。塗装屋とともにわたしたちも施工体験をしてみました。
塗料とは違い材料に繊維が入っているので、力を入れてしっかり伸ばさないと平滑になりません。引っ張るように伸ばしながら塗布していきます。
厚塗りになると材料が多く必要になってしまう、乾きが遅くなる、表面がデコボコしてしまうので見栄えが悪くなる、ということにつながるので可能な限り薄く伸ばしていくことを意識します。しかし、あまりにも薄塗りしすぎると乾いたときに下地の色が見えてきてしまうので、厚み1~2㎜になるように隙間なく伸ばしていきます。
施工に使用したのはメーカー専用のプラスチックコテ。市販のコテも購入して使ってみましたが、左官用だとどうしても塗りづらい・・。3種類ある専用コテを使用する面に合わせて使い分けしていきます。細かい箇所や入隅・出隅の部分は小さいコテが使いやすく、大きな面には大きいコテを。
そして、施工後はしっかりと乾燥させないといけません。15℃以下の低温環境、換気が悪い環境、高湿度の環境、このような環境下では乾燥が遅くなってしまいます。温度・湿度に注意し、換気をよくする必要があります。乾燥を早めるためには送風機(扇風機)などを使用するのが良いかもしれません。
【結果】
●下地の状態によってはパテ処理が必要となり、素人施工では少し難易度が高いかも。ちなみに、今回試験施工した物件では下地処理は塗装屋さんにお願いしました。
●広い面で施工をする場合、仕上がりの完成度を求めるのであれば業者さんに施工してもらう方がおすすめ。あまりに広い面で使用すると仕上がりにムラができてしまうこともあります。
●ただし、左官のように施工難易度の高い商品ではないので、塗装屋/クロス屋さんなどの内装業者であれば施工は可能です。もしかすると、小さな面でのポイント使いでは素人施工でも問題ないかもしれません。※個々のレベルがありますので一概には言えませんが…。
基本的には海外ではDIY商品として販売されておりますが、業者に施工を頼んだ方が良い商品です。DIYに慣れている方は問題ないかもしれませんが、素人施工では少しだけ難易度が高いかもしれませんね。
メンテナンスについて
塗った後の補修は、霧吹きで水を吹きかけるだけで簡単に施工が可能になります。一部の汚れや修復・塗り替えをしたい場合でも簡単に水で剥がすことができます。また、ちょっとした汚れ程度であれば濡れた布で軽くふき取って汚れを除去します。
施工も、メンテナンスも簡単。ひと味違うデザインを楽しめる内装材 <シルクプラスター>。ぜひお試しください!
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