「子供も大きくなってきたし、汚れた壁紙を張り替えたい」

「クロスの黄ばみが気になる」

「アクセントクロスを取り入れておしゃれにリフォームしたい」

壁紙の張り替えのタイミングは人それぞれですが、クロスのリフォームを考えている人にとって一番気になるポイントは費用ではないでしょうか。

壁紙のリフォーム費用は、どのような壁紙を選ぶのか、広さや部屋の状況などによって変わります。また壁紙は汚れや破損など気になるところが一部であっても、全面張り替えがおすすめです。

本記事では、壁紙張り替えの広さごとの費用相場、戸建てやマンションの場合の費用、クロス代以外の施工料金や気をつけるべきポイントについて、わかりやすく解説しています。

壁紙クロス張り替えの間取り別6~20畳での費用相場

・6~20畳での費用の相場

間取り別壁紙張り替え費用の相場は、以下のとおり。

一般的な壁紙（スタンダードクロス）は平米単価を1,000円として、ハイグレードクロスの平米単価は1,500円としたときの概算です。なお、天井の張り替え分は含めていません。

業者に依頼する場合は、さらにここから工事の諸費用（壁の穴の修理や下地処理・家具の移動費・室内養生費など）がプラスされ、6畳では一般的な相場は以下のようになります。工事内容には変わりますが、工事期間としては1日ほどかかります。

このように、業者に依頼する場合はその際に発生する工事費用等も鑑みる必要があります。工事費用の内訳について平均的な相場は以下の通りになります。

・施工費用の相場

まず必要な作業工程とそれぞれの相場の例を表にしたものが以下のようになります。

業者によって値段が変わってきます。相見積もりを出す際はこれらの項目に注意して、それぞれ聞いておくことも重要です。例えば、家一軒全ての壁紙を貼り替える場合は50万円ほど必要となります。

キッチン・トイレ・洗面所の壁紙クロス張り替えは費用が高い

キッチン・トイレ・洗面所などはスペースが狭いうえ凸凹した箇所も多く、その分作業工程が増えるため、普通の部屋と比べると費用が高くなります。

また、消臭機能が付いた壁紙や不燃性の壁紙など機能性のあるものに張り替えたりすることが多いことからも、費用が高くなる傾向がみられます。

それぞれ壁紙(クロス）と施工料金の費用の目安は、以下を参考にしてみてください。

一軒家や賃貸別に見る全体の壁紙クロス張り替えの費用相場

続いて、戸建て・マンションの壁紙張り替え費用を紹介します。

こちらもスタンダードグレードは平米単価1,000円、ハイグレードの平米単価は1,500円として計算しました。

広さは戸建てで70〜85平米、マンションは60〜80平米を想定しています。マンションの場合、管理規約により施工できる範囲が限られることがあるため、張り替え想定面積は戸建てよりも少なめに設定しています。

ちなみに新築のケースでは、既存の壁紙を剥がしたり下地を整えたりする作業が必要ないため、リフォームの場合より費用は安くなります。

 壁紙クロス張り替えの費用を安くするコツ

壁紙の張替の費用を安くするには、複数のポイントがあります。

以下の５つのポイントを参考にすることで、費用を抑えられます。

1．安い素材の壁紙クロスを選ぶ

クロスには先程の計算に使用したように、スタンダードクロスとハイグレードクロスがあります。安い素材を選ぶことで費用を抑えられます。

また、大きな柄のクロスを避けることで、柄のつなぎ目のための廃棄部位がなくなり、節約になります。他にも、塩化ビニル樹脂系の壁紙は安価ですので節約のポイントとなるでしょう。ただし、通気性や調湿性などにこだわる場合であれば、ハイグレードのものを検討する必要があります。キッチンや脱衣所など、場所に合わせてクロスを選ぶとよいでしょう。

2．大型家具を自分で移動させる

食器棚やエアコンなど大型の家具や家電がある場合、業者によっては移動費用が発生することがあります。

リフォーム費用をおさえたい場合は、簡単な養生も含め、できる限り工事日までに家具や荷物の移動を自分で済ませておくのがベターです。

また家具を移動する場所についても、あらかじめ業者に確認しておくとよいでしょう。

3．見積もりを複数の業者で比較する

さきほど例を挙げたように業者によって値段が違います。

複数の業者で各工程がどれ程の費用になるのか、先程挙げた「施工費用の内容」などを含めて見積もりを立ててもらいましょう。

その上で業者を比較することが重要です。３〜５社ほどに見積もりを出してもらうことで、自分の張替えにおける相場を把握できるでしょう。

見積もりは、費用を抑える点で重要な役割を持っているため、慎重になる必要があります。

4．自分で古い壁紙を処分する

古い壁紙の処分を業者に任せるとその分の費用が掛かります。

その為、ご自身で処分することで、その費用を抑えることができます。

処分の方法は「1．粗大ごみとして処分する」「2．燃えるゴミとして処分する」などがあげられます。

粗大ごみとする場合は、地域によって異なりますので、各市町村での扱いを確認する必要があります。また、かなり手間にはなりますが、細かくちぎる事で燃えるごみとして処分することができます。

5．DIYで壁紙を張り替える

仕上がりに差が出ますが、クロスの費用と道具をそろえても業者に頼むより安く済ませることができます。

最近では、接着剤付きのクロスや道具がついているクロスも販売されています。DIYを張替ができる箇所は、凸凹がないところや、貼り替える面積が小さいところなどです。初めて壁紙を貼り替えするのであれば、使用頻度の少ない部屋や収納部屋などで練習することをお勧めします。

壁紙クロスの張替えをDIYでする方法と費用

・業者とDIYでの壁紙の張替費用を比較

・DIYでは壁紙と道具の料金のみであると仮定した場合、先程までに出た業者を利用した場合の料金と比較すると以下のようになります。

※DIYには道具代も含まれているため、すでに持っている場合はもう少し費用を抑えることができます。

・DIYの方法

まずは下処理を行います。

下処理は仕上がりに影響がありますので丁寧にパテを塗っていきます。

1日以上置き、パテが乾燥したところで壁を平らにならします。ノリ付きの壁紙であれば、壁紙を目的のサイズに切ってから貼ります。ノリなしの壁紙の場合は、壁紙用両面テープやホッチキスなどを使って貼っていきます。

失敗しない対策としては、雨の日に作業をしたり、晴れの日であれば加湿器などで湿度を高くすることによって、壁紙が伸びた状態にさせて貼ることです。また完全にノリが乾くまでは触らないことも重要です。

もっと詳しく知りたい方はこちら：https://curama.jp/wallpaper/magazine/428/#a4

壁紙クロスの張替えよりも塗装の方が安い

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DIYよりも費用は高いものの、業者を呼ぶ場合であれば壁紙の張替えよりも塗装の方が安く済ませることができます。

養生、塗装作業、片付けの３工程のため張替えより工程が少なく、また費用に関しては張替えの半額程度で塗り替えることができます。

まだ張替えより主流ではないですが、壁紙リフォームでは断然安く業者に注文することができます。また「張替え」か「塗装」なのか見た目ではわかりにくいので選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。

まとめ

　壁紙の張替えにかかる費用を考えてみましたが、いかがでしたでしょうか。

「張り替えを業者に注文する」、「DIYで張替える」最後に「塗装を業者に注文する」を比較してみました。それぞれに良し悪しはありますが、絶対に安く抑えたいのであれば「DIY」を選択するのも良いかもしれません。

しかし、見栄えや完成度を考えると業者に依頼することが無難です。選択肢はたくさん考えられますが、相見積もりなどを取って、予算にあった壁紙の張替えをすることが一番でしょう。

また、以下の様な「塗る壁紙」を使用することで、塗装のように簡単に塗り替えることも可能です。

様々な商品があるためDIYを検討する際は商品別に検討するのも良いでしょう。

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