トイレは家の中で一番小さな空間ですが、生活に欠かせない場所だからこそ、センス良く仕上げたいものです。リビングや寝室とは違い、インテリアでアクセントを加えるのが難しいトイレには、壁の一面だけに貼るアクセントクロスが効果的です。
トイレは閉鎖的な空間で、他の部屋に影響を与えることがないため、初めてアクセントクロスを取り入れる場合も適しています。
とはいえ、「どんな壁紙を選んだらおしゃれに見えるかわからない」「貼る位置をどう決めたらいいかわからない」と悩まれる方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、トイレのアクセントクロスの選び方や、ありがちな失敗例、DIYでアクセントクロスを貼るのにおすすめの方法について紹介します。
トイレは閉鎖的な空間で、他の部屋に影響を与えることがないため、初めてアクセントクロスを取り入れる場合も適しています。
とはいえ、「どんな壁紙を選んだらおしゃれに見えるかわからない」「貼る位置をどう決めたらいいかわからない」と悩まれる方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、トイレのアクセントクロスの選び方や、ありがちな失敗例、DIYでアクセントクロスを貼るのにおすすめの方法について紹介します。
トイレのアクセントクロスの選び方
トイレのアクセントクロスの選び方について紹介します。
思い切って好みを取り入れる
トイレは白系をベースカラーにしていることが多いため、似たような無難な色を選んでしまうと、アクセントクロスとしてはあまり効果が得られません。
ちょっと派手かな?と思うような色や柄でも、思い切って取り入れてみると、メリハリが出てオシャレな空間になります。
例えば、北欧系が好みなら北欧柄パターンを取り入れる、スタイリッシュな雰囲気が好みならコンクリート調の壁紙を選んでみるなど、好みを反映させると楽しいでしょう。
寒色系と暖色系の違いを意識して選ぶ
一般的に、寒色系は奥行きが出て広く見せる効果があると言われています。
暖色系はあたたかみのある雰囲気に仕上がります。こういった色の効果を有効活用しながら、好みのトーンを選ぶと良いでしょう。
大きめのサンプルを用意してイメージする
実際に壁紙を貼ると、サンプルよりも明るく感じることがあります。なぜかというと、周りの壁が白かったり、照明のあたり方で印象が変わって見えるためです。
貼った後に、「想像していた雰囲気と違う」とならないように、大きめのサンプルを用意して貼る前に実際にトイレにあててイメージしましょう。サンプルは最低でもA4サイズ以上を手配するのをおすすめします。
多くの事例を見る
壁紙選びはどんな雰囲気にしたいか、事前にイメージすることが大切です。イメージを膨らませるには、多くの事例を見るのをおすすめします。
インテリアデザインの本や雑誌、インターネットでの検索、またSNSでのリサーチも有効です。たくさんの事例を見て、自分の好みを明確化します。
機能性クロスから選ぶという選択も
デザインよりも今の空間をより良くしたいと思われる方もいるでしょう。
壁紙には以下のような機能性を持つタイプがあります。トイレ用の壁紙を選ぶ際は、消臭効果や汚れ防止といった機能性壁紙から選ぶと、後々のメンテナンスが楽になります。
トイレに効果的な機能性一覧
・消臭機能
壁紙の表面に消臭剤が加工してあり、匂いの成分を分解します。
トイレや玄関によく使用されます。
・汚れ防止
汚れや臭いがつきにくい機能で、汚れがついても中性洗剤で落とすことができます。
・抗菌
壁紙の表面にある抗ウイルス剤が、壁紙に付着したウイルスに反応し、ウイルスの表層にあるタンパク質を変化させてウイルスを不活化させる働きがあります。また、細菌の増殖を抑制します。
・マイナスイオン
空気に反応してマイナスイオンを自然発生させる天然鉱石を配合した壁紙です。森林浴のようなリフレッシュ効果があると言われています。
・吸湿・放湿
湿気をコントロールする壁紙で、結露やカビの発生を抑える働きがあります。
どの面に貼るのがいい?
ドアを開けて正面の壁に貼るとアクセントクロスの印象付けができます。
手洗いや鏡などがないトイレでは、便器の後ろ側に貼るのがおすすめです。
一般的にアクセントクロスは全体の20~30%程度が適当と言われているので、トイレであれば1面の壁に貼るとバランスが取れます。
トイレのアクセントクロス選びでありがちな失敗例
トイレのアクセントクロス選びでありがちな失敗例と、そうならないための方法を紹介します。
圧迫感が大きい黒を選んでしまった
囲まれる空間であるトイレに黒い壁紙は圧迫感があり向きません。落ち着かない空間になってしまいます。
しかし、打ちっぱなしコンクリートの壁であれば、便器の後ろ側に黒い壁紙を張ると、奥行きが出て重厚感のある雰囲気になります。
モノトーンにしたければ、グレーを選ぶと良いでしょう。
柄×柄を組み合わせて存在感がぶつかり合ってしまった
いくら控えめな柄でも、2種類以上異なる柄物を使うとガヤガヤして落ち着きません。
すでに既存の壁紙に柄があるものであれば、アクセントカラーは柄無しで既存の壁紙にマッチする色を選ぶ方が、メイン柄を引き立たせて良い組み合わせになります。
淡い色を選んでアクセントにならなかった
便器が白い場合、淡い色味を壁紙に選ぶと馴染んでしまい、アクセントクロスの効果が弱まります。思い切ってメリハリのある色使いを意識すると良いでしょう。
見本の色とイメージが違った
見本で見るのと実際に壁に貼って見るのとでは、印象がだいぶ変わる傾向があります。
できるだけ大きめのサンプルを用意して、貼る前に実際に壁に当てて確認しましょう。
他の壁紙の色、床の色、天井の色、そして照明の下での色味をチェックします。
おしゃれなアクセントクロスのアイデア集
続いて、トイレのアクセントクロスのおしゃれなアイデアを紹介します。
パターン柄で古き良き北欧スタイルを楽しむ
明るいグレーのレンガ柄にすると、おしゃれな北欧スタイルになります。
木製の小物やグリーンを置いたりするのもいいでしょう。
ブルーのタイル調デザインで清潔感をアピール
タイルデザインは水回りと相性がよく、さらにブルー系は清潔感があってマッチします。
爽やかでクリーンな雰囲気はより気持ちの良い空間となります。
寒色のブルーは、木製のインテリアでぬくもりをプラスするのもおすすめです。
海を感じるディープブルー
青系はトイレと相性が良いので、おすすめのカラーですが、青にもいろいろな色があります。アクセントカラーで使う場合は、濃淡を出すとオシャレ度が増します。
他の壁は白色で、アクセントカラーをディープブルーにすると、明るさもありつつ海を感じる空間となります。インテリアは貝殻や海の写真などを飾るとさらにオシャレですよ。
大人かわいいくすみがかったイエロー
イエローもトイレで人気のカラーです。少しくすみがかったイエローは大人可愛い雰囲気に。洋風でも和風でもマッチします。黄色の壁色に、スリッパを黒色にすると、甘すぎずオシャレな雰囲気になります。
ナチュラルグリーンで自然を演出
ナチュラルグリーンは人気の北欧風な雰囲気づくりに適しています。優しいグリーンカラーは、自然を連想させ、トイレにいる時間にリフレッシュできますよ。
打ちっぱなしコンクリート調の壁紙でスタイリッシュに
グレーの打ちっぱなしコンクリート柄は他の色の壁紙とも合わせやすくかつスタイリッシュにきまります。シンプルでスタイリッシュにまとめたい方におすすめです。
木目柄でカントリー調の空間に
木材を使用した戸建て住宅なら同じ色味の木目柄を使って、トイレもカントリー調に合わせてみるのもオシャレです。木目柄は心が和み、ホッと一息つける空間になります。
また、どんな壁色とも合わせやすいというメリットもあります。
和紙のような質感の壁紙で和風に
和の建築や、和モダンインテリアには、抹茶のような色味でざらざらした和紙をイメージさせる紙がおすすめです。落ち着いた空間になりますよ。
白でも素材感がある柄物でアクセント
壁や便器、その他のものを白で統一している空間には、アクセントで白をベースにした柄物や素材感を感じる壁紙も良いでしょう。
例えば、白い木目柄や、モコモコした塗る壁紙を使うとぬくもりをプラスできますよ。
DIYでアクセントクロスを貼るなら「剥がせるタイプ」や「塗るタイプ」の壁紙を選ぶ
壁紙の施工は簡単そうに見えて、実は難易度が高く、糊付けや柄合わせなど、業者でも経験豊富でないと失敗する確率が高い分野です。
DIYでアクセントクロスを貼るのであれば、壁紙の上に貼れるタイプの壁紙や、塗るタイプの壁紙がおすすめです。失敗のリスクがなく、DIY初心者でも施工できます。
中でも最も失敗がない「塗るタイプの壁紙」は、簡単でアーティスティックな壁に仕上がるため、今とても注目されています。
塗るタイプのシルクプラスターとは?
近年注目されている新素材の「塗るタイプの壁紙」は、シルクや繊維質の天然の材料を混ぜて壁に塗りつける新感覚の壁紙です。
質感が「フェルト」や「ファブリック」のようで、高級感のあるゴージャスなものから、ふわふわ・もこもこした可愛いタイプといったものまで、合計80種類のカラーバリエーションがあります。
施工がとても簡単な壁紙で、DIY初心者の方や壁紙を張り替えた経験がない方でも作業できます。
まとめ
以上、トイレのアクセントクロスの選び方やありがちな失敗例、DIYでアクセントクロスを貼るのにおすすめの方法について紹介しました。
壁紙材の選び方によって、DIYで手軽に施工することもできるので取り入れやすい施工です。
壁紙を変えてトイレの雰囲気を変えたい、機能性を高めてより快適な空間にしたい、そう思われている方は、ぜひアクセントクロスを取り入れてみてはいかがでしょうか。