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商品に関して
⽇本でのティルコア(旧メトロタイル)の実績は何年くらいですか︖
製造会社のニュージランドでは30年以上の実績がありますが、⽇本では1996年(24年前)に施⼯した現場が最も古い現場となります。
天然⽯をどのように鋼板に付着させるのですか︖
表⾯にアクリルプライマー処理を施したガルバリウム鋼板を基材として使⽤しています。
天然⽯の付着の⼯程は最初は耐紫外線性の⽔性アクリルポリマーを接着剤としてガルバリウム鋼板に塗り、その上に純度の良い天然⽯を吹付けていきます。
吹付けた後、透明のアクリル塗料を吹付け、120℃に熱せられた窯の中をくぐり抜けて完成品となります。
天然⽯は⾊褪せしませんか︖
天然⽯は⾃然の天然⽯、もしくは天然⽯にセラミックコーティングした⽯粒のみを使⽤しています。
セラミックコーティングした⽯粒は天然⽯に⾼純度の釉薬を700℃の⾼温で酸化焼成させた⽯粒なので⾊褪せの⼼配がありません。(陶器製のご飯茶碗と同じ⽤な考え⽅です)
どのカラーが天然⽯でどのカラーがセラミック処理の⽯粒ですか︖
・天然⽯=フィレンツェ、メスキート、コーヒーブラウン、チャコール、ウォールナット
・セラミック処理=バルセロナ、リスボン、フォレスト、グリーン
※フィレンツェのフラッシュに含まれるバフ(⻩⾊い⽯)はセラミックコーティングです。
⽯粒の⾊違いはありませんか︖
天然⽯、並びにセラミック処理の⽯粒でも製造ロットによって⾊違いは発⽣します。
特に天然⽯は⾃然のため、⽯材を採掘する時期によって⾊が異なる場合があります。
同じ時期の商品はそれほどロットによる⾊違いはありませんが、施⼯店さん等で余った在庫と新しく取り寄せた物と混ぜて使う場合は等は⾊違いに注意してください。
カラーベストやアスファルトシングルと⽐べて何が違いますか︖
⼀番の⼤きな違いは屋根材が軽量のため、建物に掛かる負荷が軽減でき、地震などの揺れに強いです。
⼜、固定⽅法が強固なため耐⾵圧にも優れ台⾵なども強⾵にも強い屋根材です。
他屋根材と異なり、基本的にはメンテナンスフリーのためメンテナンス費⽤が掛かりません。
※屋根材⽐較⼀覧表を別途ご⽤意しております。
ティルコアの屋根材はリサイクルできますか︖
ティルコアはガルバリウム鋼板に天然⽯を吹き付けておりますが、リサイクルの場合は本体を溶かして鉄分を再利⽤する事が可能です。
鋼板は錆びませんか︖
ガルバリウム鋼板(=ジンカリウム鋼板)は⼀般のカラートタン(亜鉛メッキ合板)と⽐べて抜群の耐久性があります。
ガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミの組み合わせにより相互に防腐⾷性を⾼める事ができます。
この合⾦によるコーティングが腐⾷性を⾼め、屋根の素材として理想的なものとしています。
この事によりメトロタイルは⾃信を持って製品30年保証を付帯しております。
鋼板は⾬⾳が気になりませんか︖
屋根パネル本体と屋根下地の間に空気層がありますので、⾬⾳が直接響かなく抑える事ができます。
⼜、付着している⽯粒によって⾬⾳を吸収し「パラパラ⾳」を抑えます。
鋼板が太陽光に熱せられる事によって室内が熱くなりませんか︖
上記記載の屋根材パネル本体と屋根下地に空気層がありますので、⼩屋裏への熱伝導を抑制しています。
⼜、天然⽯層が断熱材として効果を発揮し、輻射熱も抑制することで遮熱効果があります。
保証内容を教えて下さい。
ティルコアは唯⼀、天然⽯粒鋼板屋根材の中で塩害地域でも下記内容の保証が適応できます。
・耐候性に関する保証︓製品30年保証
・美観に関する保証 ︓美観10年保証
※建物所有者様、元請店様と締結する保証書があります。
苔は⽣えませんか︖
条件により発⽣する可能性があります。透明アクリル塗料には防カビ材が⼊っています。
⾬量にもよりますが4〜5年で防カビ材の効果が無くなります。菌⽷は鋼板まで達しないので適切な処理をすれば除去できます。
苔・藻類は屋根材の性能を著しく低下する可能性があります。
定期的に点検を⾏い、必要に応じて処理を⾏うことを推奨します。
※苔・藻類の除去剤として弊社で「モスボス」という除去剤を⽤意しております。
厳しい気候環境に対してティルコアは⼤丈夫ですか︖
多くの試験結果によって地震・⽕災・凍害・台⾵などへの耐候性に優れている試験結果が出ております。
⾵速53m/sのハリケーンクラスの暴⾵にも耐えることができます。
2006年に北海道の佐呂間町で発⽣した⻯巻被害においてメトロタイルを施⼯した住宅は被害がなく、隣の板⾦屋根を施⼯した住宅は屋根材が⾶散した資料もあります。
※耐候性・耐⾷性・耐⾵圧など20以上にも渡る各種試験データもご⽤意しております。
アフターメンテナンスについて
天然⽯やセラミック処理された⽯粒なので⾊褪せは有りません。
そのため塗替えは不要のため基本的にはメンテナンスフリーです。
しかしながら、⻑らくご愛⽤して頂くためには、施⼯店販売店等の専⾨家による定期的な点検を推奨します。
施⼯後に⽯粒は落ちてくるのですが⼤丈夫ですか︖
製造時、⽯粒は設計塗布量よりも約5%程度多く乗った状態で製造されます。
施⼯の際などに⽯粒が剥がれるのを防ぐために⽯粒を多く載せて(浮⽯)います。
従って、運搬・施⼯時に⽯粒が定着するまで浮⽯が落ちます。状況にもよりますが、浮⽯は施⼯後1〜3年程度、落ちる場合があります。
5%が落ちても商品的には性能や美観を失う事はまったくありません。
例)
約100㎡の屋根には⽯粒が約220kg付着しています。5%分の損失量は約11kg。
最⼤で10kg⼊りのお⽶袋と同じくらいの量の⽯粒が落ちる可能性があります。
ティルコアに設置可能な太陽光パネルのメーカーはどこですか︖
ティルコアの屋根材には(株)カナメさんの「カナメソーラーグリップ」の太陽光パネルの
設置が可能です。ローマン・スレート⽤の⾦物を⽤意しています。
お⾒積り等の詳細は別途お問い合わせください。
積雪地での雪⽌め⾦具は必要ですか︖
通常の降雪では必要ありませんが、下記の条件等で設置が必要な場合があります。
・地域の慣習
・軒先が隣地境界線に近い場合。
・法令/条例等によって設置が義務化されている場合。
(例︓札幌市では隣地境界線から1.1m以内の場合は設置が必要です)
雪⽌め⾦具無しでも落雪しませんか︖
ティルコアは「無落雪屋根」ではなく、雪⽌め⾦物設置同等の屋根材です。
無落雪屋根ではありませんので、条件(春先の雪解け時期・⼩屋裏断熱がされていない場合等)によっては落雪の危険性がありますのでご注意ください。
バックアップ材(ローマン)はどの場合に使⽤すればいいですか︖
ローマンは洋⽡調の屋根材のため、膨らみ部分を踏んでしまうと凹んでしまう場合があります。
※凹んだ場合の補修⽅法は下記参照してください。
凹まないように専⽤のバックアップ材を⽤意しております。
バックアップ材は基本的に下屋部分等の屋根⾜場が掛かるような場所で凹みの危険性がある場所に使⽤します。
施工に関して
施⼯/使⽤上の注意点について
・屋根勾配は2.5⼨以上で設定してください。
・屋根下葺材はアスファルトルーフィングの940以上の性能を有する下葺材、もしくは同等品をお使いください。弊社でも下葺材をご⽤意しております。
・アスベストを含む屋根材をカバー⼯法で施⼯する場合は、アスベスト⾶散防⽌のため⽚⾯粘着タイプのルーフィングを推奨します。
・下地の野地板がバラ板の場合は施⼯不可です。構造⽤合板による野地板の補強⼯事が別途必要です。
・本体や役物を切断する場合は、グラインダーは使⽤しないでください。カットした⼩⼝から錆が発⽣する可能性があります。
施⼯中に⽯粒が剥がれた場合/傷が付いてしまった場合は︖
専⽤のタッチアップキットで補修してください。
1円硬貨より⼤きく剥がれた/傷が付いてしまった場合は、屋根本体1枚を交換してください。
誤って屋根本体に凹みが⽣じた場合はどのようにすればいいですか︖
凹みが⽣じている屋根材前側とその周辺の屋根材のファスナー(ビス)を⼀度外します。
凹んだ屋根材の前側部分を持ち上げて、凹んだ箇所に⾦槌を⼊れ、屋根材の前側を押し下げるようにして凹みを直してください。
⼤きな凹みは桟⽊などの⽊材を凹んだ箇所に⼊れて、同様に屋根材の前側を押し下げるようにして凹みを直してください。
屋根材を固定する専⽤ファスナーの位置はどこですか︖
①標準⼯法ビス間隔
基準⾵速40m/s・4⼨以下で対応するファスナーの間隔になります。
屋根勾配・階⾼等の諸条件が変わると特殊⼯法になる場合があります。
②特殊⼯法ビスの間隔
⿅児島県・沖縄県の基準⾵速は46m/sのため特殊⼯法で施⼯します。
近年増加傾向にある異常気象(特に突⾵・⻯巻・⼤型台⾵等)が懸念される地域につきましては耐⾵圧性能の向上のため、特殊⼯法の間隔を推奨します。