庭をおしゃれなイメージにしたいというお客様の中には「砂利を使いたい」という方が、いるのではないでしょうか。
ただ、砂利と言うと駐車場にあるような玉砂利を思い浮かべる方もいると思います。
砂利で庭をおしゃれにしたい場合は、砂利の選び方について知っておくことが大切です。
そこで、本記事ではおしゃれな庭づくりに必要な砂利の選び方とメンテナンスや注意点をご紹介します。
庭のイメージ作りをする際の参考になれば幸いです。
主な砂利の種類7つ
庭のイメージは、選ぶ砂利の種類によって変わるため、はじめに砂利の種類を紹介します。砂利の種類は、主に以下の7つです。
- ①:白玉砂利
- ②:青玉砂利
- ③:赤玉砂利
- ④:那智黒砂利
- ⑤:五色砂利
- ⑥:金華砂利
- ⑦:伊勢砂利
それぞれ解説します。
①:白玉砂利
白玉砂利は、白くて玉のように丸い形状の砂利です。
見た目がキレイで和風や洋風など、どんなテイストにも合わせやすいため、定番の砂利と言えます。庭のイメージが具体的に決まっていない場合でも、白玉砂利であればどんな場所でも対応することができるでしょう。
②:青玉砂利
青玉砂利は、青系の色をした丸い形状の砂利です。
乾燥している時は薄めの青緑色ですが、水にぬれると色が濃くなる特徴があります。涼しげな印象があり、落ち着いた雰囲気のある庭にしたいときは、青玉砂利を使うとよいでしょう。
③:赤玉砂利
赤玉砂利は、赤褐色の色合いが特徴の丸い形状をした砂利です。
乾燥している時はあずき色やピンク色などの明るい色合いですが、水にぬれると深みのある赤色に変化します。赤玉砂利は違う色合いを楽しめるのが魅力的で、レンガや木材との相性がよい種類です。
④:那智黒砂利
那智黒砂利は、碁石の原料にも使われる黒い色合いが特徴の石を使った砂利です。
乾燥している時は灰色に近くなり、水にぬれると艶のある黒色に変化します。和風の庭に合うだけでなく、落ち着いた洋風の庭にも使いやすいでしょう。
⑤:五色砂利
五色砂利は5色の石を混ぜて作られた砂利です。
具体的には、茜(あかね)・若菜(わかな)・柑子(こうじ)・納戸(なんど)と呼ばれる和名があり、白砂利を加えて5色になっています。植栽周りといった小スペースでもアクセントになり、水にぬれると華やかで彩豊かな庭になります。
⑥:金華砂利
金華砂利は灰色や黄色に、茶色の石を混ぜて作られた砂利です。
茶色の石があることでナチュラルな雰囲気があり、水にぬれると輝きを増して艶やかな金色も感じさせる特徴があります。庭に和風やエスニックな印象を出したいときにも合いやすいでしょう。
⑦:伊勢砂利
伊勢砂利は三重県で産出される花こう岩を使用した砂利です。
黒色や茶色が混ざった色合いで、古くから庭の砂利として愛されています。小さい穴が空いた多孔質と呼ばれる石で、水はけがよい特徴があります。以上が主な砂利の種類です。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
では、砂利をどのように選べばおしゃれな庭になるのでしょうか。
続けて、選び方を紹介します。
砂利の選び方3つ
砂利を選ぶときは、主に3つの観点から選ぶと、イメージに合ったおしゃれな庭に仕上がります。
具体的には、以下の3つです。
- ①:カラーで選ぶ
- ②:サイズで選ぶ
- ③:形状で選ぶ
それぞれ解説します。
①:カラーで選ぶ
1つ目は、カラーで選ぶことです。
カラーで選ぶときは、庭のテイストに合うものにしたり、建物の雰囲気に合わせたりすることが大切です。例えば、白色の砂利は庭や建物の雰囲気に合わせやすいカラーの1つです。
白色単体の場合はシンプルな印象になり、芝生と合わせると無機質すぎないおしゃれな庭にすることができます。また、茶色や赤色などの暖色系は、レンガや木材と合わせると雰囲気がよくなります。
ナチュラルガーデンなどがある洋風住宅と合わせやすく、日の当たらない庭でも明るい印象になるでしょう。さらに、灰色や黒色の砂利はモノトーンの建物に合わせると統一感が出ます。
黒い外壁がある建物の庭に取り入れたり、和風の庭園と合わせたりすれば落ち着きのある雰囲気にまとまります。
②:サイズで選ぶ
2つ目は、サイズで選ぶことです。
砂利にはサイズがありますので、敷く場所や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、庭に使いやすい砂利の一般的なサイズは2cm〜4cmです。使い勝手がよいサイズで、失敗も少なく、ぬかるみ対策にも使うことができます。
また、4cm以上の大きいサイズは花壇やロックガーデンの周りなどに合います。存在感があるため、庭の一部に取り入れてアクセントとして使用すればおしゃれにまとめることが可能です。さらに、2cm以下の小さいサイズは歩くと音が出やすいため、人が歩くアプローチの防犯対策として適しています。
庭の一面に敷き詰めたい場合や、置物を固定するのにも使えるサイズです。
③:形状で選ぶ
3つ目は、形状で選ぶことです。
砂利の形状には丸く整えた丸石と、角を取る加工をしていない砕石があります。丸石は丸みがあるため、優しい印象のある庭や、上品な雰囲気を作りたいときに合うでしょう。
また、砕石は石を小さく砕いた素材感がある形状ですので、カジュアルなイメージの庭にしたい場合に合います。以上が砂利の選び方です。
庭に砂利を敷くと、メンテナンスが必要ですので、続けてご紹介していきます。
砂利のメンテナンス3つ
砂利を敷いたときにおこなうメンテナンスは、主に以下の3つです。
- ①:防草シートを確認する
- ②:雑草を早めに抜く
- ③:砂利を補充する
1つ目は、防草シートを確認することです。
砂利を敷くときは、最初に防草シートを施工しますが、雨風の影響で、防草シートが砂利の間から露出してくることがあります。
その際は、防草シートが破れていないか確認して、必要であれば補修をおこないましょう。また、庭に竹を植えている場合も注意が必要です。
竹の根には、横へ伸びていく強い特性があります。伸びた根が防草シートを破る可能性があるため、竹の根の駆除も一緒に検討しましょう。
②:雑草を早めに抜く
2つ目は、雑草を早めに抜くことです。
砂利の間に雨風で種が運ばれると、その隙間から雑草が生えてくることがあります。
雑草の根が伸びると、防草シートが破れたり、雑草を取り除きにくくなったりするため、早めに抜いておくことが大切です。
③:砂利を補充する
3つ目は、砂利を補充することです。
砂利は雨風の影響でまばらになったり、外に出てしまったりすることがあります。
また、年月が経つと砂利は汚れてきますが、洗浄しても汚れを落としきれない場合は、おしゃれな庭を保つために砂利の補充を検討します。
とくに、砂利がまばらになったままでは、見栄えが悪くなったり、防犯対策のための音が鳴りにくくなるため、早めに補充をしましょう。
以上が砂利のメンテナンスです。
庭をおしゃれにできたり、防犯にもなる砂利ですが、注意点がありますので、最後にご紹介します。
砂利の注意点3つ
砂利の注意点は、主に以下の3つです。
- ①:雑草対策に防草シートが必要になる
- ②:車輪が回りにくくなる
- ③:子どもやペットが遊びにくい
それぞれ解説します。
①:雑草対策に防草シートが必要になる
1つ目は、雑草対策に防草シートが必要になることです。
砂利を庭に敷く際には、あらかじめ防草シートを敷いておくと雑草対策の効果が高くなります。雑草が生えるとお手入れに手間がかかるため、砂利と防草シートの組み合わせは重要なポイントです。
②:車輪が回りにくくなる
2つ目は、車輪が回りにくくなることです。
砂利を敷くと、ベビーカーや車椅子などの車輪が埋まることがあります。
人が通る道に砂利を敷く場合は、後述するグラベルフィックスといった砂利舗装材を検討するとよいでしょう。
③:子どもやペットが遊びにくくなる
3つ目は、子どもやペットが遊びにくくなることです。
例えば、庭の芝生であれば、子どもが裸足になって遊んだり、ペットを走らせたりする場合があると思います。
しかし、砂利の上で芝生と同じように遊ぼうとすると、足を取られてしまうことがあります。同様に、高齢者も歩きにくくなるため、砂利を敷く際には注意が必要です。
子どもやペットが安心して遊べるおしゃれな庭にしよう
以上、おしゃれな庭にする砂利の選び方とメンテナンスや注意点をご紹介しました。
弊社がおすすめする「グラベルフィックス」は、砂利敷きの庭や屋上庭園などに最適な砂利舗装材です。
グラベルフィックスを砂利の下に敷くと轍やくぼみができないため、子どもやベット、高齢者が安心して過ごせる庭にすることができます。
また、裏面の不織布が安定性を確保すると同時に、雑草の抑制効果も期待できます。
グラベルフィックスの詳細は以下ページで紹介しておりますので、ご参照ください。