グラベルフィックスはハニカム部分と不織布と一体型の構造。今回は、この「不織布」に注目してみます。
▼不織布って何?
「不織布」とは、繊維を重ね合わせたシートのことをいいます。
不織布自体は世界的に有名なデュポン社製のタイパーを採用しています。世界最大レベルの極太長繊維が縦横無尽に重なり合っている独自構造をもっているのが特徴です。
グラベルフィックスは、この不織布によって置くだけの簡単施工を実現しました!
●砂利の減少を削減
砂利路盤にすると砂利がどんどん減っていくので、定期的に砂利の補充が必要になります。なぜ、砂利がなくなるか。その理由としては、「砂利が飛び散っていってしまう」ということもあるのですが、一番大きい要因は「砂利が地面に埋まっていく」ことが考えられます。
不織布一体型のグラベルフィックスを使うことで砂利が逃げないようにしっかりと固定するので、砂利の減少を抑える効果があります。
●雑草の抑制効果を発揮
外構のお困りごとでよく聞く雑草問題。防草シートで雑草対策をするという方も多いと思います。
グラベルフィックスの場合はこの不織布が防草シートの役割を担うので、防草シートを敷かなくても雑草を抑制する効果があります。本体に接着された不織布があることで雑草が根を張ることが難しくなり、雑草の軽減につながるのです。
まれに飛んできた種が、ハニカムの中で育ち雑草が生えることがありますが、根が生えにくいためすぐに引き抜くことができます。
(※より高い効果で雑草を抑制したいという場合には、透水性のある防草シートを推奨しています。)
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▼不織布の強度ってどのくらい?
●ボールペンを思いっきりさしてみた
ピンポイントで荷重がかかった時にどのくらいで破けるのかを実験。ボールペンのような鋭利なもので思いっきり刺すと貫通しました。
●思いっきり引っ張ってみた
成人男性の本気。引っ張っても伸びもせず、破けもしない強度。人の力にはビクともしません・・・。
この通り、衝撃にはかなり強い不織布!駐車場でも使用できるので、もっと大きな力がかかっても耐えられます。
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▼耐久性年数はどのくらい?
施工場所にもよりますが、一般的に不織布はだいたい7~8年でなくなります。それは、土中に含まれるバクテリアが不織布を分解してしまうためです。
グラベルフィックスの本体自体は、不織布がなくなっても高い耐久性を保ちますが、不織布の効果を感じなくなったらグラベルフィックスの本体を取り換える必要があります。
外構の種類は他にもいろいろありますが、どのような外構材にするにもメンテナンスは必要になるので、状況に合わせてメンテナンスの検討もしてみてください。